放射性物質
「放射性物質」をweblioで引くと、radioactive substanceが一番最初に出てくる。それで私もその訳語を使っていたのだが、英訳をチェックしてもらったその道の専門家から「専門家はこの単語は使わない」と指摘を受けた。学術論文などではほぼ常にradionuclideを使うとのこと。
radionuclideを辞書で引くと「放射性核種」という訳語がついている。ただ、日本語の「放射性核種」が専門的すぎるように、英語のradionuclideも一般向けの文章に使うには硬いような気がしたので、「一般向けの文書ではradionuclideはちょっと硬すぎるような気がするんだけど」と聞いたところ、「そういう場合はradioactive matterを使うとよい」と教えてくれた。
substanceを使ってしまうと、放射性ヨウ素とかセシウム137とかの特定の物質をイメージしてしまう、というのだ。確かに日本語で「放射性物質」というときは集合名詞的というか不可算名詞的に「放射性物質全般」」という意味で使っていることが多い。matterは不可算名詞だから、まさにピッタリ。
そのほか、その専門家には確認しなかったが、radioactive materialという訳語もある。materialも可算名詞なので、おそらく聞いた人が受けるニュアンスとしてはsubstanceと同じように特定の物質をイメージするのではないかと思う。
World Water Day (世界水の日) 3/22
facebookで投稿していた人がいて、「世界水の日」なんてものがあるのを初めて知ったのでメモ。
●国連大学「世界水の日 水とエネルギーのつながり」
http://jp.unu.edu/events/archive/symposium/world-water-day-2014.html#overview
●国土交通省「世界水の日 地球と水を考える日について」
http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mizsei/tochimizushigen_mizsei_tk1_000013.html
●World Water Day 2014: Water and Energy
http://www.unwater.org/worldwaterday/contact-us/en/
世界水の日をコーディネートしているのはUNIDO。
国連工業開発機関(United Nations Industrial Development Organization)