ことばを紡ぐ

翻訳中に出逢ったことばたちについての覚え書き的なもの

リピート発注が来た

以前、「翻訳者の寿命」という記事で書いた、馴染みの翻訳会社の新しいコーディネーターさん。相性悪そうだから、今度の発注は断ろうかな、と思ったのだけれど、実は、前回の作業の途中からなんとなく向こうの態度が軟化してきた。

向こうが「おかしい」と指摘してきたことを、「こういう理由でこういう訳にしたんですよ」と説明したところ、調べ直してみたらこちらの言うとおりだったということがわかったからのようだ。「おっしゃる通りでした。申し訳ありません」と謝ってきて、それ以降、私の訳や指摘を信頼してくれるようになった(ような気がする)。

納品した訳もクライアントに気に入ってもらえたらしく、「本当にありがとうございました」と書かれた納品後のメールには、最初の頃のメールから感じたきつーい感じがきれいに消えていた。

今日、同じクライアントからのリピート発注が来たとのことで、「ぜひつむぎさんにお願いしたいと思いまして……」と連絡をいただいた。そう言われては断るわけにはいかない。ありがたい話だ。

前回ぶち切れて「あんたの仕事は2度と引き受けない!」などと叫ばなくて本当によかった、人間、辛抱が肝心だな、と思った次第。